【実体験】男性の育休「1ヶ月」と「1年」の両方を経験して分かった決定的な違い

教育費・子育て

■ はじめに:「1ヶ月の育休」で分かった気になっていた

「男性の育休、取るならどれくらいの期間がいいんだろう?」

「1ヶ月取れれば十分なんじゃないか?」

これから子どもが生まれるパパや、育休の取得期間に悩んでいるご家庭で、必ずと言っていいほど上がる疑問です。

結論からお話しすると、我が家は第一子の時に「1ヶ月」、第二子の時に「1年」の育休を取得しました。

その両方を経験した僕が断言できるのは、「1ヶ月の育休は、育児の大変さの“ほんの入り口”を覗いただけだった」ということです。

今回は、なぜ1ヶ月では足りなかったのか、そして1年取ったことで何が変わったのか、実体体験をもとに本音でお話しします。

■ 【第一子】1ヶ月の育休で感じた「不完全燃焼」と現実

第一子が生まれた時、僕は「男性で1ヶ月取れば十分先進的だろう」と思っていました。

しかし、実際に1ヶ月取ってみて突きつけられたのは、理想と現実のギャップでした。

  • 最初の1〜2週間は「生活を回すだけで精一杯」ママの体がボロボロな中、授乳のサポートやオムツ替え、日用品の買い物で一日が瞬く間に過ぎていきます。生活のリズムを掴むだけで最初の2週間が終わりました。
  • 少し慣れてきた「1ヶ月目」で復職の日がやってくる「なんとなく流れが分かってきたぞ」と思ったタイミングで育休が終了。職場復帰した途端、昼間はワンオペになる妻への罪悪感と、夜泣き対応による睡眠不足での出社がスタートしました。

結果として、1ヶ月の育休は「手伝い(ヘルパー)」の域を出ず、育児の本当の当事者になりきれないまま終わってしまったのです。

■ 【第二子】1年間の育休を取得して見えた「本当の景色」

「このままではダメだ。次は絶対にしっかりと期間を取ろう」

そう決意し、第二子が生まれた時は思い切って「1年間の育休」を取得しました。1年休んでみて初めて、1ヶ月の時には見えなかった景色がたくさんありました。

1. 「育児の助っ人」から「完全な当事者(メインプレイヤー)」へ

1年あると、ママが体調を崩したり外出したりしても、何ひとつ困ることなくワンオペで家事・育児を回せるようになります。

「手伝う」のではなく「自分が主体で動く」というマインドへの完全なシフトは、1ヶ月では不可能な領域でした。

2. 子どもの「初めての瞬間」をすべて特等席で見られた

寝返りを打った瞬間、ハイハイができた日、離乳食を初めて食べた時の顔。

会社員として働いていたら平日の昼間に見逃していたであろう「一生に一度の成長」を、毎日一番近くで見守ることができました。

3. 夫婦が「本当のワンチーム」になった

睡眠不足の限界や、泣き止まない夜の絶望感を同じレベルで共有したことで、夫婦の絆は圧倒的に深まりました。お互いの大変さが痛いほど分かるため、不必要なケンカも劇的に減りました。

■ 「1ヶ月」と「1年」の比較まとめ

僕が感じた両者の違いをシンプルにまとめると以下のようになります。

比較項目1ヶ月の育休1年間の育休
自分の立場「助っ人」「お客さん」感覚が抜けきらない「当事者(主担当)」として完全自立
家事・育児のスキル言われた指示をこなすレベル指示なしで家事・育児を完結できる
ママの負担感復職後のワンオペ化で負担が集中負担を完全に分散でき、精神的ゆとりが生まれる
子どもの成長新生児期の変化のみ首すわり、離乳食、立ち上がりまで完走

■ まとめ:まとまった期間を取る価値は「一生モノ」

仕事やキャリア、収入面での不安から、長期間の育休に踏み切れないパパは多いと思います。僕自身も第一子の時はまさにその不安から1ヶ月という選択をしました。

しかし、思い切って1年の育休を取った今、「あの時、1年休む決断をして本当に良かった」と心から思っています。

仕事の代わりは誰かがやってくれますが、わが子の乳幼児期に寄り添えるパパは、世界にあなた一人だけです。

次回(第12記事)は、多くのパパが一番気になる「1年の育休中のお金(手当・収入)とキャリアの不安をどう乗り越えたか」について詳しく解説します。

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